徴士ちようし)” の例文
其時二人の目に奸人の巨魁きよくわいとして映じたのは、三月に徴士ちようしとなつて熊本から入京し、制度局の判事を経て、参与に進んだ横井平四郎であつた。
津下四郎左衛門 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
いな、御誓文は、当時すでに実行されて、各藩選出の徴士ちようし貢士こうしが、後年の代議士のやうに国政に参与してゐたのである。
二千六百年史抄 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)