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御老中
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ごろうじゅう
ふりがな文庫
“
御老中
(
ごろうじゅう
)” の例文
去頃
(
さるころ
)
より
御老中
(
ごろうじゅう
)
水野越前守様
(
みずのえちぜんのかみさま
)
寛政
(
かんせい
)
御改革の御趣意をそのままに天下
奢侈
(
しゃし
)
の悪弊を
矯正
(
きょうせい
)
すべき有難き
思召
(
おぼしめし
)
により
遍
(
あまね
)
く江戸町々へ
御触
(
おふれ
)
があってから
散柳窓夕栄
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
老僕
(
ろうぼく
)
額
(
ひたい
)
を
蹙
(
しか
)
め、
有
(
あ
)
り有り、
大変
(
たいへん
)
が有りたりという。先生手を
挙
(
あ
)
げて、そは
姑
(
しば
)
らく
説
(
と
)
くを
休
(
や
)
めよ、我まずこれを言わん、
浮浪
(
ふろう
)
の
壮士
(
そうし
)
が
御老中
(
ごろうじゅう
)
にても
暗殺
(
あんさつ
)
せしにはあらざる
歟
(
か
)
と。
瘠我慢の説:05 福沢先生を憶う
(新字新仮名)
/
木村芥舟
(著)
しかるところ、異国船
神奈川沖
(
かながわおき
)
へ乗り入れ候おもむき、
御老中
(
ごろうじゅう
)
御屋敷へ注進あり。右につき、夜分急に御登城にて、それぞれ
御下知
(
ごげち
)
仰せ付けられ、七日夜までに出陣の面々は左の通り。
夜明け前:01 第一部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
業平文治が安永の頃
小笠原島
(
おがさわらじま
)
へ漂流致します其の訳は、文治が人殺しの
科
(
とが
)
で
斬罪
(
ざんざい
)
になりまする処を、
松平右京
(
まつだいらうきょう
)
様が
御老中
(
ごろうじゅう
)
の時分、其の御家来
藤原喜代之助
(
ふじわらきよのすけ
)
と云う者を文治が助けました処から
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
御老中
(
ごろうじゅう
)
御奉行
(
ごぶぎょう
)
などいう代りに新しく参議だの開拓使などいう官名が行われた明治初年の時代に対して、今となってはかえって淡く寂しい一種の興味を呼出されるのである。
日和下駄:一名 東京散策記
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
老
常用漢字
小4
部首:⽼
6画
中
常用漢字
小1
部首:⼁
4画
“御老中”で始まる語句
御老中方
御老中筆頭