トップ
>
後月
>
あとつき
ふりがな文庫
“
後月
(
あとつき
)” の例文
老人、あの当時、……されば
後月
(
あとつき
)
、九月の上旬。上野辺のある舞台において、初番に
間狂言
(
あいきょうげん
)
、
那須
(
なす
)
の
語
(
かたり
)
。本役には
釣狐
(
つりぎつね
)
のシテ、
白蔵主
(
はくぞうす
)
を致しまする
筈
(
はず
)
。
白金之絵図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
去
(
い
)
ぬる
後月
(
あとつき
)
の二十四日以後、海津の城に入って、
悉皆
(
しっかい
)
戦備をととのえ、
糧
(
かて
)
を満たし、万全を期してなお動かず、飽くまで、お味方を長陣に
倦
(
う
)
ませ、ひとたび虚あらば、電撃一挺
上杉謙信
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
時に、
後月
(
あとつき
)
のその舞台は、ちょっと清書にいたし、
方々
(
かたがた
)
の御内見に入れますので、世間晴れての勤めは、
更
(
あらた
)
めて
来
(
きたる
)
霜月の
初旬
(
はじめ
)
、さるその日本の舞台に立つ
筈
(
はず
)
でござる。
白金之絵図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
後
常用漢字
小2
部首:⼻
9画
月
常用漢字
小1
部首:⽉
4画
“後”で始まる語句
後
後生
後退
後方
後悔
後姿
後家
後手
後日
後世