トップ
>
当面
>
とうめん
ふりがな文庫
“
当面
(
とうめん
)” の例文
旧字:
當面
ひとり
問
(
と
)
い、ひとり答えて、はては
当面
(
とうめん
)
の
大難
(
だいなん
)
にあたまも
惑乱
(
わくらん
)
して、ぼうぜんと、そこに、
腕
(
うで
)
ぐみのまま立ちすくんでしまったのである。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
釧路川と太平洋に
挾
(
はさ
)
まれた半島の岬端で、東面すれば太平洋、西面すれば釧路湾、釧路川、釧路町を眼下に見て、
当面
(
とうめん
)
には海と平行して長く
延
(
ひ
)
いた
丘
(
おか
)
の上
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
しかし
当面
(
とうめん
)
の小田原一城も、容易に陥落しなかった。理由は、
逸早
(
いちはや
)
く甲州から信玄の有力な部隊や参謀が城内に入っていて、氏康に協力していたからである。
上杉謙信
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
平潟は名だたる
漁場
(
りょうば
)
である。湾の南方を、町から
当面
(
とうめん
)
の
出島
(
でしま
)
をかけて、
蝦蛄
(
しゃこ
)
の
這
(
は
)
う様にずらり
足杭
(
あしくい
)
を見せた
桟橋
(
さんばし
)
が見ものだ。雨あがりの漁場、唯もう
腥
(
なまぐさ
)
い、腥い。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
“当面”の意味
《名詞》
当 面(とうめん)
目の前に存在すること。
《動詞》
当 面(とうめん)
直面する。
《形容動詞》
当 面(とうめん)
さしあたり。
(出典:Wiktionary)
当
常用漢字
小2
部首:⼹
6画
面
常用漢字
小3
部首:⾯
9画
“当”で始まる語句
当
当然
当惑
当時
当前
当座
当家
当身
当麻
当嵌