はづ)” の例文
新字:
と、おたがひ微醺びくんびてへんはづつた氣分きぶん黄包車ワンポイソオり、ふたゝ四馬路スマロ大通おほどほりたのはもうよるの一ぎだつた。
麻雀を語る (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
「まだ巳刻よつ前だよ、良い兄さんが髷節まげぶしほこりを附けて歩く時刻ぢやないよ。それに氣組が大變ぢやないか。叔母さんとこの味噌汁みそしる煮豆にまめぢや、そんなはづみがつくわけはねえ」