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弥勒仏
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みろくぶつ
ふりがな文庫
“
弥勒仏
(
みろくぶつ
)” の例文
むいて突っ立っているところなんざ、牛込
浄源寺
(
じょうげんじ
)
の
弥勒仏
(
みろくぶつ
)
そっくり。……これが、江戸一の開化人だとは、とても、信じられぬくらいだ
顎十郎捕物帳:14 蕃拉布
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
山口雪渓の筆、これからが三宝院の本堂、正面が
弥勒仏
(
みろくぶつ
)
、右が弘法大師、左が理源大師の御木像でございます、これが枕流亭……
大菩薩峠:41 椰子林の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
山の麓にチャム・チェン・ゴンパ(
大弥勒寺
(
だいみろくじ
)
)という寺があって、その寺は名のごとく三丈五尺余の
弥勒仏
(
みろくぶつ
)
の像がございます。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
その
功徳
(
くどく
)
で百年ごとに一年ずつ命が増す、人寿八万四千歳に上りそれより八万歳を減ずる時賢劫の第五仏
弥勒仏
(
みろくぶつ
)
が出る。
十二支考:08 鶏に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
さて仏間に入りて人を遠ざけ、本尊
弥勒仏
(
みろくぶつ
)
の体中より
彼
(
か
)
の絵巻物を取り
出
(
いだ
)
し、
畏敬
(
いきょう
)
礼拝を
遂
(
と
)
げつゝ披見するに、美人の五体の
壊乱
(
えらん
)
、
膿滌
(
のうでき
)
せる様、
只管
(
ひたすら
)
に
寒毛樹立
(
かんもうじゅりつ
)
するばかりなり。
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
▼ もっと見る
梯の子十五、六ばかりを踏みて上れば、三十三天、夜摩天、
兜率天
(
とそつてん
)
、
忉利天
(
とうりてん
)
などいうあり、天人石あり、
弥勒仏
(
みろくぶつ
)
あり。また梯子を上りて五色の滝、大梵天、千手観音などいうを見る。
知々夫紀行
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
弥
常用漢字
中学
部首:⼸
8画
勒
漢検1級
部首:⼒
11画
仏
常用漢字
小5
部首:⼈
4画
“弥勒”で始まる語句
弥勒
弥勒菩薩
弥勒寺長屋
弥勒寺橋
弥勒寺
弥勒野
弥勒堂
弥勒院
弥勒町
弥勒謡