“みろくぶつ”の漢字の書き方と例文
語句割合
弥勒仏100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その功徳くどくで百年ごとに一年ずつ命が増す、人寿八万四千歳に上りそれより八万歳を減ずる時賢劫の第五仏弥勒仏みろくぶつが出る。
さて仏間に入りて人を遠ざけ、本尊弥勒仏みろくぶつの体中よりの絵巻物を取りいだし、畏敬いきょう礼拝をげつゝ披見するに、美人の五体の壊乱えらん膿滌のうできせる様、只管ひたすら寒毛樹立かんもうじゅりつするばかりなり。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
梯の子十五、六ばかりを踏みて上れば、三十三天、夜摩天、兜率天とそつてん忉利天とうりてんなどいうあり、天人石あり、弥勒仏みろくぶつあり。また梯子を上りて五色の滝、大梵天、千手観音などいうを見る。
知々夫紀行 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)