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延板
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のべいた
ふりがな文庫
“
延板
(
のべいた
)” の例文
濃厚に
嵩
(
かさ
)
を持って、
延板
(
のべいた
)
のように平たく澄んでいる、大岳の影が万斤の重さで
圧
(
お
)
す、あまり
静
(
しずか
)
で、
心臓
(
ハート
)
形の桔梗の大弁を、
象嵌
(
ぞうがん
)
したようだ
梓川の上流
(新字新仮名)
/
小島烏水
(著)
花か
蔦
(
つた
)
か
或
(
ある
)
は葉か、所々が
劇
(
はげ
)
しく光線を反射して
余所
(
よそ
)
よりも
際立
(
きわだ
)
ちて視線を襲うのは昔し
象嵌
(
ぞうがん
)
のあった名残でもあろう。猶内側へ
這入
(
はい
)
ると
延板
(
のべいた
)
の平らな地になる。
幻影の盾
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
今これら歌麿が美女の長く身にまとひたる衣服の
着様
(
きざま
)
を見るに腰と腿のあたりにて
宛
(
さなが
)
ら
延板
(
のべいた
)
を
江戸芸術論
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
その
廃墟
(
はいきょ
)
の中の一軒の農家にはなお人が住んでいる。その家の入り口は中庭に面している。その
扉
(
とびら
)
には、ゴティック式錠前のりっぱな
延板
(
のべいた
)
のわきに、斜めにつけられた三葉
剜形
(
わんけい
)
の鉄の柄がある。
レ・ミゼラブル:05 第二部 コゼット
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
延
常用漢字
小6
部首:⼵
8画
板
常用漢字
小3
部首:⽊
8画
“延”で始まる語句
延
延喜
延々
延喜式
延暦寺
延引
延元
延宝
延享
延棒