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廓通
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くるわがよ
ふりがな文庫
“
廓通
(
くるわがよ
)” の例文
彼は少しくふところを
温
(
あった
)
めたので、すぐに港崎町の
廓通
(
くるわがよ
)
いをはじめて、岩亀楼の小秀という女を
相方
(
あいかた
)
に、身分不相応の
大尽風
(
だいじんかぜ
)
を吹かせていたが
半七捕物帳:40 異人の首
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
若旦那柳絮はいつぞや
仲
(
なか
)
の
町
(
ちょう
)
の茶屋に開かれた
河東節
(
かとうぶし
)
のお
浚
(
さら
)
いから
病付
(
やみつ
)
きとなって、三日に上げぬ
廓通
(
くるわがよ
)
いの末はお
極
(
きま
)
りの
勘当
(
かんどう
)
となり、女の仕送りを受けて
散柳窓夕栄
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
大名が
廓通
(
くるわがよ
)
ひに夢中になつたやうに、將軍家光が雜司ヶ谷の鷹狩に夢中になつたのも無理のないことです。
銭形平次捕物控:001 金色の処女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
そういうおり、彼はいつでも上方における大石の
廓通
(
くるわがよ
)
いのことを想いだして、自分で自分に
弁解
(
いいわけ
)
をした。もちろん、頭領がしたから自分も遣っていいというのではない。
四十八人目
(新字新仮名)
/
森田草平
(著)
徽宗
(
きそう
)
皇帝、地下の
坑道
(
あなみち
)
から
廓通
(
くるわがよ
)
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
「意気過ぎますぜ、親分は。まるで島田重三郎か白井権八の
廓通
(
くるわがよ
)
いという図だ」
銭形平次捕物控:174 髷切り
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「意氣過ぎますぜ、親分は。まるで島田重三郎か白井權八の
廓通
(
くるわがよ
)
ひといふ圖だ」
銭形平次捕物控:174 髷切り
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
廓
漢検準1級
部首:⼴
14画
通
常用漢字
小2
部首:⾡
10画
“廓”で始まる語句
廓
廓内
廓然
廓清
廓外
廓者
廓大
廓寥
廓名
廓町