くら)” の例文
我国の山名に倉の字の付く山が非常に多いのは、くらが磐であったことから転じて磐をクラと呼ぶようになり、それが後には物を貯うる岩窟のクラと混同した為であろう。
山の今昔 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
くらのにほひを仰がざらむ
草わかば (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
くらあらそひのたくらみに
泣菫詩抄 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
くらゆれ
測量船拾遺 (新字旧仮名) / 三好達治(著)
高きみくらにかなしみの
草わかば (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)