広言こうげん)” の例文
旧字:廣言
それを命があんなにけいべつして広言こうげんをおきになったので、山の神はひどくおこって、たちまち毒気どくきふくんだひょうを降らして、命をおいじめ申したのでした。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
始めのうちこそジャンの広言こうげんをばかにしていましたが、そのいう事が一つ二つあたったりしてみると、なんだかたよりにしたい気持になって、しだいしだいに信者がふえ
かたわ者 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
笑止しょうしやその広言こうげん、咲耶子には、胡蝶こちょうじんの守りがある」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それからわしの身のたけほどの大がめに酒をって、海山のめずらしいごちそうをそろえてんでやろう、しかし、もしもらいそこねたら、あんな広言こうげんいたばつ
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
「ウーム、よくもいまは広言こうげんをはいたな」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「さっきの広言こうげん、何としたぞ」
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ざいたな、広言こうげんを」
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)