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幽翠
ふりがな文庫
“幽翠”の読み方と例文
読み方
割合
ゆうすい
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ゆうすい
(逆引き)
一叢
(
ひとむら
)
の
幽翠
(
ゆうすい
)
につつまれて
閑寂
(
かんじゃく
)
な
庫裡
(
くり
)
や本堂が見える。秀吉は山門に駒をすて、近侍たちとともにぞろぞろと入って行った。
新書太閤記:05 第五分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
一面に
青草
(
あおぐさ
)
で、これに松の
翠
(
みどり
)
がかさなって、
唯今頃
(
ただいまごろ
)
は
菫
(
すみれ
)
、夏は
常夏
(
とこなつ
)
、秋は
萩
(
はぎ
)
、
真個
(
まこと
)
に
幽翠
(
ゆうすい
)
な
処
(
ところ
)
、
些
(
ち
)
と行らしって
御覧
(
ごろう
)
じろ。
春昼
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
だが、ここには鎌倉時代そのままな
谷
(
やつ
)
の
幽翠
(
ゆうすい
)
がしいんと残っていた。また、いただいたお茶に水の良さも思われた。
随筆 私本太平記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
幽翠(ゆうすい)の例文をもっと
(5作品)
見る
幽
常用漢字
中学
部首:⼳
9画
翠
漢検準1級
部首:⽻
14画
“幽”で始まる語句
幽
幽邃
幽霊
幽閉
幽冥
幽界
幽靈
幽寂
幽婉
幽谷
“幽翠”のふりがなが多い著者
吉川英治
泉鏡花