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まくあき
ふりがな文庫
“
幕開
(
まくあき
)” の例文
幕開
(
まくあき
)
の
唄
(
うた
)
と三味線が聞え引かれた幕が次第に
細
(
こま
)
かく早める拍子木の
律
(
りつ
)
につれて片寄せられて行く。
大向
(
おおむこう
)
から早くも役者の名をよぶ掛け声。
すみだ川
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
もう
幕開
(
まくあき
)
の鈴が鳴る。
晶子詩篇全集
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
トリスタンの
幕開
(
まくあき
)
、
檣
(
ほばしら
)
の上で船頭の歌ふ歌、此の方が
猶
(
なほ
)
よく境遇に適して居やう。処が今度は歌の文句ばかりで、唱ふべき必要の節が怪しくなつて居る。
黄昏の地中海
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
拍子木
(
ひやうしぎ
)
がチヨン/\と
二
(
ふた
)
ツ鳴つた。
幕開
(
まくあき
)
の
唄
(
うた
)
と
三味線
(
しやみせん
)
が
聞
(
きこ
)
え引かれた
幕
(
まく
)
が
次第
(
しだい
)
に
細
(
こま
)
かく早める
拍子木
(
ひやうしぎ
)
の
律
(
りつ
)
につれて
片寄
(
かたよ
)
せられて
行
(
ゆ
)
く。
大向
(
おほむかう
)
から早くも役者の名をよぶ
掛
(
か
)
け声。
すみだ川
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
幕
常用漢字
小6
部首:⼱
13画
開
常用漢字
小3
部首:⾨
12画
“幕”で始まる語句
幕
幕間
幕府
幕僚
幕下
幕舎
幕切
幕賓
幕末
幕吏