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帷
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い
ふりがな文庫
“
帷
(
い
)” の例文
その上に稀れなる美人で、客を愛し、風流の旅を好む、以前は江戸に出て、塾を開いて
帷
(
い
)
を下ろして子弟を教えていたが、今は仙台に帰っているはず、ともかくも
大菩薩峠:34 白雲の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
家貧きが上に幼時
怙恃
(
こじ
)
を失い諸方に流浪し、山本緑陰の家に食客となること三年。上野寛永寺に入って独学し、文政年間始めて駒込に
僦居
(
しゅうきょ
)
し
帷
(
い
)
を
下
(
くだ
)
して徒に授けた。
下谷叢話
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
ワガ友長子肇、カツテ
茗黌
(
めいこう
)
ニ寓シ、アマネク諸老先生ノ門ニ遊ブ。今
復
(
また
)
帷
(
い
)
ヲ
駒籠
(
こまごめ
)
ニ下シ、
泛
(
あまね
)
ク江湖知名ノ士ニ交ル。博ク近詩ヲ採リ佳什麗篇ヲ得レバ
則
(
すなわち
)
蒐羅
(
しゅうら
)
シテ措カズ。
下谷叢話
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
初大郷某ニ従テ游ビ、後ニ
贄
(
し
)
ヲ佐藤一斎先生ニ執ル。年十九、事ニ遇ヒ流移シテ遠州ニ客寓スルコト
殆
(
ほとんど
)
十年。
是
(
ここ
)
ニ於テ致仕シ
帷
(
い
)
ヲ都下ニ下シ徒ヲ
聚
(
あつ
)
メテ教授ス。名声日ニ興ル。
下谷叢話
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
帷
漢検1級
部首:⼱
11画
“帷”を含む語句
帷幕
帷帳
帷幄
窓帷
経帷子
湯帷子
竪帷
帷中
垂帷
帷子
鎖帷子
經帷子
白帷子
古帷子
浴帷子
帷衣
鎖帷子組
生帷
講帷
繍帷
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