“生帷”の読み方と例文
読み方割合
きびら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とちとあらたまって呼んだ時に、みんなが目をそそぐと、どのあかりか、仏壇に消忘れたようなのがかすかに入って、スーと民弥のその居直った姿を映す。……これは生帷きびらの五ツ紋に、白麻の襟をかさねて、はかまちゃくでいた。
吉原新話 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)