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差櫛
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さしぐし
ふりがな文庫
“
差櫛
(
さしぐし
)” の例文
そして
櫛
(
くし
)
の目を髪に立てやうとは思はないのであるから、
鏝
(
こて
)
を当てると
直
(
す
)
ぐ手で上へ
差櫛
(
さしぐし
)
で止めて、やがて
護謨
(
ごむ
)
の紐で其れが結ばれ、自分の髪は三つに組まれて投げる様に輪にされる。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
ですからもう
差櫛
(
さしぐし
)
が出来たり、
簪
(
かんざし
)
がさせたり、その時分から出来たのでした。南みち子と言ふ一人の生徒を羨まないのは、学校の中でも極めて小い組の人達だけだつたであらうと思ひます。
私の生ひ立ち
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
形
(
かた
)
に
御殿形
(
ごてんがた
)
、お
初形
(
はつがた
)
、歌舞伎形などありと知るべし。次には櫛なり、
差櫛
(
さしぐし
)
、
梳櫛
(
すきぐし
)
、
洗櫛
(
あらひぐし
)
、
中櫛
(
なかざし
)
、
鬢掻
(
びんかき
)
、
毛筋棒
(
けすぢぼう
)
いづれも
其一
(
そのいち
)
を
掻
(
か
)
くべからず。また、
鬢附
(
びんつけ
)
と
梳油
(
すきあぶら
)
と水油とこの三種の油必要なり。
当世女装一斑
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
差
常用漢字
小4
部首:⼯
10画
櫛
漢検準1級
部首:⽊
19画
“差”で始まる語句
差支
差
差覗
差向
差出
差俯向
差別
差当
差配
差置