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巨匠
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きょしょう
ふりがな文庫
“
巨匠
(
きょしょう
)” の例文
それでありながら、古代ギリシャ、ロオマの
巨匠
(
きょしょう
)
達が発見した、人間の文字通り具体的な、観念に
憑
(
つ
)
かれぬという意味での美しさが、百花
撩乱
(
りょうらん
)
と咲き乱れておりました。
オリンポスの果実
(新字新仮名)
/
田中英光
(著)
欄間
(
らんま
)
や
壁障
(
へきしょう
)
はすべて
総漆
(
そううるし
)
、襖には、
狩野永徳
(
かのうえいとく
)
そのほか当代の
巨匠
(
きょしょう
)
が
筆
(
ふで
)
をそろえて
鵞
(
が
)
の間、
芙蓉
(
ふよう
)
の間、
墨梅
(
ぼくばい
)
の間、遠寺晩鐘の間などと呼ぶにふさわしい
彩管
(
さいかん
)
を
揮
(
ふる
)
っている。
黒田如水
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
先代
大隅太夫
(
おおすみだゆう
)
は修業時代には一見牛のように
鈍重
(
どんじゅう
)
で「のろま」と呼ばれていたが彼の師匠は有名な豊沢団平俗に「大団平」と云われる近代の三味線の
巨匠
(
きょしょう
)
であったある時蒸し暑い真夏の夜にこの大隅が師匠の家で
木下蔭挟合戦
(
このしたかげはざまがっせん
)
の「
壬生
(
みぶ
)
村」を
春琴抄
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
“巨匠”の意味
《名詞》
ある分野、特に芸術の分野で傑出した人物。大家。
(出典:Wiktionary)
“巨匠”の解説
巨匠(きょしょう)とは、専門分野、特に芸術領域で、傑出した人物のことである。漢語風に泰山北斗(たいざんほくと)、あるいはその略称泰斗(たいと)とも。
(出典:Wikipedia)
巨
常用漢字
中学
部首:⼯
5画
匠
常用漢字
中学
部首:⼕
6画
“巨”で始まる語句
巨
巨大
巨人
巨細
巨魁
巨躯
巨勢
巨漢
巨刹
巨石