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巌根
ふりがな文庫
“巌根”の読み方と例文
旧字:
巖根
読み方
割合
いわね
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いわね
(逆引き)
しかし、慈円のその信念は、決して、あやふやな——らしいの程度ではなく、山の
巌根
(
いわね
)
のごとく、範宴の将来に
刮目
(
かつもく
)
しているのであった。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
我空想はかの
少女
(
おとめ
)
をラインの岸の
巌根
(
いわね
)
にをらせて、手に
一張
(
ひとはり
)
の琴を
把
(
と
)
らせ、
嗚咽
(
おえつ
)
の声を
出
(
いだ
)
させむとおもひ定めにき。
うたかたの記
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
その
脛
(
はぎ
)
の白さ、
常夏
(
とこなつ
)
の花の影がからみ、磯風に揺れ揺れするでしゅが——年増も入れば、夏帽子も。番頭も半纏の
裙
(
すそ
)
をからげたでしゅ。
巌根
(
いわね
)
づたいに、
鰒
(
あわび
)
、鰒、
栄螺
(
さざえ
)
、栄螺。……
小鰯
(
こいわし
)
の色の綺麗さ。
貝の穴に河童の居る事
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
巌根(いわね)の例文をもっと
(3作品)
見る
巌
漢検準1級
部首:⼭
20画
根
常用漢字
小3
部首:⽊
10画
“巌”で始まる語句
巌
巌丈
巌角
巌窟
巌乗
巌石
巌畳
巌頭
巌谷小波
巌穴
“巌根”のふりがなが多い著者
吉川英治
森鴎外
泉鏡花