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嵌
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はめ
ふりがな文庫
“
嵌
(
はめ
)” の例文
手錠を
嵌
(
はめ
)
られると、
不貞腐
(
ふてくさ
)
れてその場へベタンと坐り込み、まるで夢でも見たように、妙に浮かぬ顔をして眼をパチパチやり出した。
三狂人
(新字新仮名)
/
大阪圭吉
(著)
そのころ、神月に送った手紙の束が、別荘の大谷石の壁暖炉の、
嵌
(
はめ
)
こみになったところに放りこんであることを知っていたが、どんなに頼んでも、返してくれなかった。
あなたも私も
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
元来葯は白芷という草の葉もしくはある草の名であって敢て Anther に当て
嵌
(
はめ
)
るべき字ではないが、榕菴氏はどういう拠り処に基いてこれをそれに用いたものか。
植物記
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
貸し置
密
(
ひそ
)
かに以前の三人に知らせお前樣を殺さんとて
隣村
(
となりむら
)
まで行くと云て出行し其樣子は納戸の中にて殘らず聞ては
居
(
をり
)
ながら猿轡を
嵌
(
はめ
)
られたれば聲を立る事さへ成ず
夫故
(
それゆゑ
)
に那樣に物音を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
硝子の
底蓋
(
そこぶた
)
が
嵌
(
はめ
)
られた。接合面のふちに、グリースらしきものが塗られた。
宇宙尖兵
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
嵌
漢検1級
部首:⼭
12画
“嵌”を含む語句
当嵌
嵌込
象嵌
宛嵌
切嵌
金象嵌
嵌木
嵌石
銀象嵌
嵌入
嵌硝子
嵌役
嵌木細工
嵌入法
三島象嵌
金象嵌角鍔
剪嵌細工
金嵌
赤嵌樓
赤嵌楼
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