“嵌木”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はめき66.7%
はめぎ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おれはあわてて、泳ぐやうに飛びつきざま、忌々しい嵌木はめきの床でつるりと足を滑らして危なく鼻柱を挫くところだつたが、やつと踏みこたへてその手巾ハンカチを拾ひあげた。
狂人日記 (旧字旧仮名) / ニコライ・ゴーゴリ(著)
写真の種板たねいたにも感光しないような人物を見る。ガラスの眼玉でものを読む。舌を垂れて、一語一語の間に草がえるような文句をしゃべる。嵌木はめきゆかでもこするように自分の額をさする。くしゃみをする。
つる/\滑る嵌木はめぎ細工の床の上を気をつけて股を拡げて足を運びながら天井を
生々流転 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)