嵌木はめき)” の例文
おれはあわてて、泳ぐやうに飛びつきざま、忌々しい嵌木はめきの床でつるりと足を滑らして危なく鼻柱を挫くところだつたが、やつと踏みこたへてその手巾ハンカチを拾ひあげた。
狂人日記 (旧字旧仮名) / ニコライ・ゴーゴリ(著)
写真の種板たねいたにも感光しないような人物を見る。ガラスの眼玉でものを読む。舌を垂れて、一語一語の間に草がえるような文句をしゃべる。嵌木はめきゆかでもこするように自分の額をさする。くしゃみをする。