あたりはまっ暗ですし、そのやみの中を、ちっぽけな黒んぼうが尾行して来るのですから、なかなかみつかるものではありません。
帯びているので、今夜も尾行して来たのですが……。このあいだ江波さんの窓から蛇を投込んだのは、どうもあの男の仕業らしいのです……。
男は、この首領の後をつけてやろうと思い、十五、六間も後から、気取られないように、そっと尾行した。すると、朱雀を南の方へと、四条通まで行った。
「どうも、また、僕の身辺が危険になって来たようだ。誰かに尾行されているような気もするから、君、ちょっと、家のまわりを探ってみて来てくれないか。」
“尾行”の意味
“尾行”の解説
尾行(びこう)は、対象人物に気付かれないように後をつけて、行動などを監視すること。並行し、記録・撮影などを行うことがある。警察では「行確」(行動確認)と呼ばれる。
(出典:Wikipedia)
(出典:Wikipedia)