小鍛冶こかぢ)” の例文
信如は机の引出しから京都みやげにもらひたる、小鍛冶こかぢ小刀こがたなを取出して見すれば、よく利れそうだねへとのぞき込む長吉が顔、あぶなし此物これを振廻してなる事か。
たけくらべ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
扨はとばかり瀧口は、折紙のおもて凝視みつめつゝ暫時しばし茫然として居たりしが、何思ひけん、あらかじめ祕藏せし昔の名殘なごり小鍛冶こかぢの鞘卷、狼狽あわたゞしく取出してころもの袖に隱し持ち、麓の方に急ぎける。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
備前鍛冶びぜんかぢ、三條小鍛冶こかぢなどがそれである。
二千六百年史抄 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
信如しんによつくえ引出ひきだしから京都きやうとみやげにもらひたる、小鍛冶こかぢ小刀こがたな取出とりだしてすれば、よくれそうだねへとのぞ長吉ちようきちかほ、あぶなし此物これ振廻ふりまわしてなることか。
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)