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小躯
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こがら
ふりがな文庫
“
小躯
(
こがら
)” の例文
銀子はでっくりした
小躯
(
こがら
)
だが、この二三年めきめき
肥
(
ふと
)
って、十五貫もあるので、ぶらぶら歩くのは好きでなかった。
縮図
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
それで
相手
(
あいて
)
の顔は見ないで、月を
仰
(
あおい
)
だ目元は其丸顔に
適好
(
ふさわ
)
しく、品の好い愛嬌のある
小躯
(
こがら
)
の女である。
二少女
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
三番目に
見栄
(
みば
)
えのしない
小躯
(
こがら
)
のお作が、ひょッこりと降りると、その後から、叔父の連合いだという四十ばかりの女が、黒い
吾妻
(
あずま
)
コートを着て、「ハイ、御苦労さま。」と軽い東京弁で
新世帯
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
前
(
せん
)
にいた職人が、女気のなかったこの家へ、どこからともなく連れて来て間もなく、主人との関係の怪しまれていたその年増は、渋皮の
剥
(
む
)
けた、色の浅黒い無智な顔をした
小躯
(
こがら
)
の女であったが
あらくれ
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
ちょうど最近
披露目
(
ひろめ
)
をした
小躯
(
こがら
)
の子が一人、それよりも
真実
(
ほんとう
)
の年は二つも上だが、戸籍がずっと
後
(
おく
)
れているので、台所を働いている
大躯
(
おおがら
)
の子に、お座敷の
仕度
(
したく
)
をしてもらっているところだったが
縮図
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
小
常用漢字
小1
部首:⼩
3画
躯
漢検準1級
部首:⾝
11画
“小”で始まる語句
小
小児
小径
小鳥
小僧
小言
小路
小遣
小刀
小父