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対岸
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むかう
ふりがな文庫
“
対岸
(
むかう
)” の例文
旧字:
對岸
旧
(
もと
)
は
渡
(
わたし
)
で
対岸
(
むかう
)
に大きな柳の
樹
(
き
)
が
有
(
あ
)
つて、
其処
(
そこ
)
に
脱衣婆
(
ばあさん
)
が
居
(
ゐ
)
て、
亡者
(
まうじや
)
の
衣服
(
きもの
)
をふん
奪
(
ばい
)
て、六
道銭
(
だうせん
)
を取つて
居
(
ゐ
)
ましたが、
渡
(
わた
)
しはいけないといふ
議論
(
ぎろん
)
がありました
明治の地獄
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
縫直
(
なほ
)
して着よと下されたのとは汝の眼には
暎
(
うつ
)
らぬか、一方ならぬ御恩を受けて居ながら親方様の
対岸
(
むかう
)
へ廻るさへあるに、それを小癪なとも恩知らずなとも仰やらず
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
今度此方の棟梁の
対岸
(
むかう
)
に立つてのつそりの癖に及びも無い望みをかけ、大丈夫ではあるものゝ幾干か棟梁にも姉御にも心配をさせる其面が憎くつて面が憎くつて堪りませねば
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
我も汝が慾かなんぞで
対岸
(
むかう
)
にまはる奴ならば、
我
(
ひと
)
の仕事に邪魔を入れる猪口才な死節野郎と
一釿
(
ひとてうな
)
に脳天
打欠
(
ぶつか
)
かずには置かぬが、つく/″\汝の身を察すれば
寧
(
いつそ
)
仕事も呉れたいやうな気のするほど
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
“対岸”の意味
《名詞》
対 岸(たいがん)
向こう側の岸。
(出典:Wiktionary)
“対岸”の解説
対岸
(出典:Wikipedia)
対
常用漢字
小3
部首:⼨
7画
岸
常用漢字
小3
部首:⼭
8画
“対”で始まる語句
対
対手
対峙
対馬
対向
対蹠的
対蹠
対坐
対照
対句