“寛平”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くわんびやう66.7%
かんぴょう33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
寛平くわんびやう四年御年四十八類聚国史るゐじゆこくし二百巻をえらみ玉ふ。和哥は菅家御集一巻、詩文は菅家文草十二巻同後草一巻(後草は筑紫にての御作なり)今も世に伝ふ。
○さて御若年より数階すかい給ひて後、寛平くわんびやう九年御年五十三権大納言右□将をかねらる。此時時平しへい大納言ににんぜられ左□将を兼、 菅神と並び立て執政しつせいたり。
人皇五十九代宇多うだ天皇の御宇、それは今から一一〇五年の昔寛平かんぴょう四年(892)に僧昌住しょうじゅうの作った我国開闢以来最初の辞書『新撰字鏡しんせんじきょう』に「𦼠、開音山女也阿介比又波太豆」と書いてある。
植物一日一題 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)