寛平くわんびやう)” の例文
寛平くわんびやう四年御年四十八類聚国史るゐじゆこくし二百巻をえらみ玉ふ。和哥は菅家御集一巻、詩文は菅家文草十二巻同後草一巻(後草は筑紫にての御作なり)今も世に伝ふ。
○さて御若年より数階すかい給ひて後、寛平くわんびやう九年御年五十三権大納言右□将をかねらる。此時時平しへい大納言ににんぜられ左□将を兼、 菅神と並び立て執政しつせいたり。
寛平くわんびやう四年御年四十八類聚国史るゐじゆこくし二百巻をえらみ玉ふ。和哥は菅家御集一巻、詩文は菅家文草十二巻同後草一巻(後草は筑紫にての御作なり)今も世に伝ふ。
○さて御若年より数階すかい給ひて後、寛平くわんびやう九年御年五十三権大納言右□将をかねらる。此時時平しへい大納言ににんぜられ左□将を兼、 菅神と並び立て執政しつせいたり。
 寛平くわんびやう法皇此事をきこしめして大におどろかせ給ひ、御車みくるまにもめし玉はず俄に御くつをすゝめ玉ひて清涼殿に立せ玉ひ、かくと申せとおほせありしかども左右の諸陣警固けいごして事を通ぜず
 寛平くわんびやう法皇此事をきこしめして大におどろかせ給ひ、御車みくるまにもめし玉はず俄に御くつをすゝめ玉ひて清涼殿に立せ玉ひ、かくと申せとおほせありしかども左右の諸陣警固けいごして事を通ぜず