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宿駅
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しゅくえき
ふりがな文庫
“
宿駅
(
しゅくえき
)” の例文
郊外の
林地
(
りんち
)
田圃
(
でんぽ
)
に突入する処の、市街ともつかず
宿駅
(
しゅくえき
)
ともつかず、一種の生活と一種の自然とを配合して一種の光景を
呈
(
てい
)
しおる場処を描写することが
武蔵野
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
琥珀の吸口のついたトルコ煙管もあれば、どこかの
宿駅
(
しゅくえき
)
で彼に首ったけ惚れこんだ、さる伯爵夫人が刺繍をしてくれたのだという煙草入もあって、その伯爵夫人の可愛らしい手は
死せる魂:01 または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊
(新字新仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
北陸地方へ行くと、前のほうを総称してシュク屋というが、この名はもと、
宿駅
(
しゅくえき
)
の家ということで、
街道往還
(
かいどうおうかん
)
の左右の家だけは、なるべくこういう屋根ばかりを、葺かせることにしたのである。
母の手毬歌
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
大名が東海道を通行して
宿駅
(
しゅくえき
)
の本陣に止宿する
位
(
くらい
)
の
胸算
(
きょうさん
)
に違いない。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
神官達の案内で、
頼朝
(
よりとも
)
の
狩倉
(
かりくら
)
のあとを
質
(
ただ
)
し、白糸の滝を見物し、また、しばし
浮島
(
うきしま
)
ヶ
原
(
はら
)
に馬を立てて、
舂
(
うすず
)
く夕富士にわかれを告げながら、やがて大宮の
宿駅
(
しゅくえき
)
へさしてこの行軍はゆるやかに流れていた。
新書太閤記:06 第六分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“宿駅(
宿場
)”の解説
宿場(しゅくば)とは、主に江戸時代、五街道や脇往還において駅逓事務を取り扱うため設定された町場をいう。宿駅ともいい、古代、奈良時代・平安時代から駅馬・伝馬の制度によって整備されていった。
また、旅籠の集合体である宿場を中心に形成された町を宿場町(しゅくばまち)と呼ぶ。東海道五十三次の宿場町や、中山道六十九次の宿場町など。
(出典:Wikipedia)
宿
常用漢字
小3
部首:⼧
11画
駅
常用漢字
小3
部首:⾺
14画
“宿”で始まる語句
宿
宿直
宿屋
宿酔
宿世
宿業
宿禰
宿場
宿怨
宿痾