“宿舎”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やど66.7%
やどや16.7%
ガストホーフ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うまく品川の宿舎やどから、こけ猿の壺を盗み出したのに、途中でそれをうばって逃げ出したのが、あのチョビ安。
丹下左膳:03 日光の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
なにしろ、君、触込が触込だから、是方こっちでも、朝晩のように宿舎やどやへ詰めて、話は料理屋でする、見物には案内する、酒だ、芸妓げいしゃだ——そりゃあもう御機嫌ごきげんの取るだけ取ったと思い給え。
家:01 (上) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
同胞教会ブリューデルゲマインデ宿舎ガストホーフに隣りあって、会堂のかたちがぼんやり見えた。そして、そのすぐ向うに、巨大な学校の建物の主要部がおぼろげに空に聳えているのを見て、彼は戦慄を感じた。