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宿老
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しゅくろう
ふりがな文庫
“
宿老
(
しゅくろう
)” の例文
幕府の老中から通知があって、
伊達陸奥守
(
だてむつのかみ
)
の一族伊達
兵部少輔
(
ひょうぶしょうゆう
)
、同じく
宿老
(
しゅくろう
)
の大条兵庫、
茂庭周防
(
もにわすおう
)
、片倉小十郎、原田
甲斐
(
かい
)
。
樅ノ木は残った:01 第一部
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
彼は
敢
(
あ
)
えて、ここで
傲語
(
ごうご
)
はしなかった。信長の出馬の意志を
阻
(
はば
)
めている陰にも、微妙な
宿老
(
しゅくろう
)
たちの私心が作用していることが見え
透
(
す
)
いているからである。
新書太閤記:05 第五分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
将軍(尊氏)は、執事の高ノ師直や関東いらいの
宿老
(
しゅくろう
)
をつれて、水軍のお座船(旗艦)へ。
私本太平記:11 筑紫帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
原田は古くから
宿老
(
しゅくろう
)
の家柄であり、伊達家では一、二の臣といわれて来た。政宗が仙台に移ったとき、原田家も柴田郡船岡へ替り、以来、百年ちかいあいだ、
館主
(
たてぬし
)
として船岡を領していた。
樅ノ木は残った:03 第三部
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
主賓は
伊達安芸
(
だてあき
)
、つぎに現職の家老、奥山大学、大条兵庫、古内主膳。また「
一家
(
いっか
)
」の格式である片倉小十郎。ほかに原田甲斐、富塚
内蔵允
(
くらのすけ
)
、遠藤又七郎、この三人は「
着座
(
ちゃくざ
)
」といって
宿老
(
しゅくろう
)
であった。
樅ノ木は残った:01 第一部
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
“宿老”の意味
《名詞》
経験豊富でその道に巧みな老人。
幕府など武家政権における重臣。
江戸時代、町内における年寄り役。
(出典:Wiktionary)
“宿老”の解説
宿老(しゅくろう)とは、『宿徳老成』の人の意味。十分に経験を積んだ老人を指す言葉であり、そこから転じて古参の臣や家老など重要な地位に就く者の称となった。
(出典:Wikipedia)
宿
常用漢字
小3
部首:⼧
11画
老
常用漢字
小4
部首:⽼
6画
“宿”で始まる語句
宿
宿直
宿屋
宿酔
宿世
宿業
宿禰
宿場
宿怨
宿痾