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宿料
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しゅくりょう
ふりがな文庫
“
宿料
(
しゅくりょう
)” の例文
その
宿屋
(
やどや
)
の
亭主
(
ていしゅ
)
は、あいつには一週間の
宿料
(
しゅくりょう
)
の
貸
(
か
)
しがあるから、あの
悪党
(
あくとう
)
、どうかしてつかまえてやりたいと言っていた。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
赤煉瓦
(
あかれんが
)
の小じんまりした二階建が気に入ったので、割合に高い一週二
磅
(
ポンド
)
の
宿料
(
しゅくりょう
)
を払って、裏の部屋を
一間
(
ひとま
)
借り受けた。
永日小品
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
それが
余
(
よ
)
の人ならば、
宿料
(
しゅくりょう
)
を取ることも出来よう。貞固は
己
(
おのれ
)
が主人となっては、人に銭を使わせたことがないのである。保はどうしても四人前の費用を弁ぜなくてはならない。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
君がそういう態度で、二年もいる客に対する気ならそれで好い。こっちにも
料簡
(
りょうけん
)
がある。僕は過去二年の間君のうちに厄介になっているが、一カ月でも
宿料
(
しゅくりょう
)
を
滞
(
とどこ
)
おらした事があるかい
彼岸過迄
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
わたしはいつも親方が一人で出て行ったあと、ジョリクールといっしょに
宿屋
(
やどや
)
に
残
(
のこ
)
っていた。ある朝かれが帰って来ると、
宿
(
やど
)
の
亭主
(
ていしゅ
)
がとどこおっている
宿料
(
しゅくりょう
)
を
要求
(
ようきゅう
)
したことを話した。
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
▼ もっと見る
月給をみんな
宿料
(
しゅくりょう
)
に
払
(
はら
)
っても追っつかないかもしれぬ。
坊っちゃん
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
宿
常用漢字
小3
部首:⼧
11画
料
常用漢字
小4
部首:⽃
10画
“宿”で始まる語句
宿
宿直
宿屋
宿酔
宿世
宿業
宿禰
宿場
宿怨
宿痾