家督相續かとくさうぞく)” の例文
さて又徳太郎君には道中もとゞこほりなく同年霜月しもつき加納將監御供おんともにて江戸麹町紀州家きしうけ上屋敷へ到着たうちやくと相成り夫より左京太夫殿家督相續かとくさうぞく萬端ばんたん首尾しゆびよく相濟せられたり。
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
すぢのなきわからずやをおほせいだされ、あしもとからとりつやうにおきたてなさるには大閉口おほへいこうに候、此中このぢうよりしきり貴君樣あなたさま御手おてもとへおせなさりたく、一日もはや家督相續かとくさうぞくあそばさせ
ゆく雲 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)