トップ
>
媒介
>
なこうど
ふりがな文庫
“
媒介
(
なこうど
)” の例文
よし、お前がそれほどに思っているならば、おれが
媒介
(
なこうど
)
をして六三郎と一緒にしてやるから、いつまでも可愛がってやれ。
子供役者の死
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
何卒
(
どうか
)
お母さん得心して
速
(
すみや
)
かに承諾して下さい、僕が
媒介
(
なこうど
)
する、お
聞済
(
きゝずみ
)
なれば誠に満足で、何うか
平
(
ひら
)
に御承知を願いたい
松の操美人の生埋:02 侠骨今に馨く賊胆猶お腥し
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
する
中
(
うち
)
、演出家を恋人にしている亀子という仲間の女がお
腹
(
なか
)
を大きくさせた。そして座長の人気役者が
媒介
(
なこうど
)
役を買って出て
目出度
(
めでたく
)
結婚させることになった。
心づくし
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
「あの人の婚礼がすんだら、私たちも誰かを
媒介
(
なこうど
)
に頼んで、お杯をしましょうか。あんまり年を取らないうちに、そんな写真も取っておきたいじゃないの。」
爛
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
間もなく、
小島郡司武弘
(
こじまのぐんじたけひろ
)
の
媒介
(
なこうど
)
で、嫁御寮は、嫁いできた。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
麗
(
うららか
)
な春らしい天気の続いた或日、鶴さんは一日
潰
(
つぶ
)
してお島と一緒に、
媒介
(
なこうど
)
の植源などへ礼まわりをして、それからお島の
生家
(
さと
)
の方へも往ってみようかと言出した。
あらくれ
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
汝
(
われ
)
が改心致せば
好
(
い
)
い女房を世話して遣ろうと云ったは松屋に
匿
(
かくま
)
ってあるお蘭の事だ、手前全く改心致せば、
彼
(
あ
)
れ程までに思うお蘭の心を
憫然
(
ふびん
)
に思い、山三郎
媒介
(
なこうど
)
いたして連添わせようと申したのだ
松の操美人の生埋:02 侠骨今に馨く賊胆猶お腥し
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
“媒介”の意味
《名詞》
媒介(ばいかい)
なかだちをすること。
(法律) 他者間の契約の成立に尽力する行為。
(出典:Wiktionary)
媒
常用漢字
中学
部首:⼥
12画
介
常用漢字
中学
部首:⼈
4画
“媒介”で始まる語句
媒介人
媒介者
媒介物
媒介口
媒介役
媒介親