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威張
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いばり
ふりがな文庫
“
威張
(
いばり
)” の例文
一 ちと
手前味噌
(
てまえみそ
)
に似たれど、かかる種の物語現代の文学界には、先づ
稀有
(
けう
)
のものなるべく、
威張
(
いばり
)
ていへば一の新現象なり。
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
そうかと思うと洋服に高帽子で居酒屋に飛込んで見たり、
垢染
(
あかじ
)
みた綿服の尻からげか何かで立派な料理屋へ澄まして入って見たり、
大袈裟
(
おおげさ
)
に
威張
(
いばり
)
散らして一文も祝儀をやらなかったり
二葉亭四迷の一生
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
顏
(
かほ
)
を
見
(
み
)
ねば
承知
(
しようち
)
せぬぞと
威張
(
いばり
)
たてるを
聞流
(
きゝなが
)
しに二
階
(
かい
)
の
座敷
(
ざしき
)
へ
結城
(
ゆふき
)
を
連
(
つ
)
れあげて、
今夜
(
こんや
)
も
頭痛
(
づゝう
)
がするので
御酒
(
ごしゆ
)
の
相手
(
あいて
)
は
出來
(
でき
)
ませぬ、
大勢
(
おほぜい
)
の
中
(
なか
)
に
居
(
ゐ
)
れば
御酒
(
ごしゆ
)
の
香
(
か
)
に
醉
(
ゑ
)
ふて
夢中
(
むちう
)
になるも
知
(
し
)
れませぬから
にごりえ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
威
常用漢字
中学
部首:⼥
9画
張
常用漢字
小5
部首:⼸
11画
“威張”で始まる語句
威張屋