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女将
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かみ
ふりがな文庫
“
女将
(
かみ
)” の例文
旧字:
女將
「女の子はお半、お
房
(
ふさ
)
、お六、お
萩
(
はぎ
)
、
祭
(
まつり
)
——こいつは年の順ですが、二十一から十七まで、それにお
女将
(
かみ
)
のお
余野
(
よの
)
が入るんだから、その賑やかさということは」
銭形平次捕物控:242 腰抜け彌八
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「おい、お
女将
(
かみ
)
も
丁稚
(
でっち
)
も、今日は御用なしだ。呼ばねえうちは、お
愛相
(
あいそ
)
なんぞを振り
撒
(
ま
)
きに来るなよ」
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「そうかい、済まないねえ。私だって、あの前検事殿には、満更でもなかったんだから。それはそうと、お
女将
(
かみ
)
さんの
許
(
とこ
)
から、
稲野谷
(
いなのや
)
というあの
情夫
(
いろ
)
、帰っただろうか」
地虫
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
「色が少しどうもね。……まるで芸者屋のお
女将
(
かみ
)
でも着そうな羽織じゃないか」
遁走
(新字新仮名)
/
葛西善蔵
(著)
ねえ、お
女将
(
かみ
)
さん、そこに積んである本をみてごらん。みんな定価がついてる。
雅俗貧困譜
(新字旧仮名)
/
岸田国士
(著)
▼ もっと見る
「お
女将
(
かみ
)
、こちらの
赤線
(
あかすじ
)
で消した分は、いつ頃約束済になったのです」
誘拐者
(新字新仮名)
/
山下利三郎
(著)
「そら。ここは昔、そば屋だっただろう。その時の
女将
(
かみ
)
さんさ」
幻化
(新字新仮名)
/
梅崎春生
(著)
「慰安所のお
女将
(
かみ
)
とは大したもんだな」
いやな感じ
(新字新仮名)
/
高見順
(著)
お
女将
(
かみ
)
の推察もまた早かった。
山県有朋の靴
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
「あの男なら、俺らに仕返しをやりかねまいぜ。だが、あいつが生きているとは……。とにかく、ここに四人いるからなア——お
女将
(
かみ
)
に、俺に、お悦に、それから左枝だ」
地虫
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
「ああ、あの人なら、
先刻
(
さっき
)
九時半頃窓越しにちらっと帰る姿を見たわ。たぶん終発の一つ手前あたりで間に合ったんじゃないかしら、アッ
姐
(
ねえ
)
さん、お
女将
(
かみ
)
さんが呼んでるわよ」
地虫
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
“女将”の意味
《名詞》
旅館・料理屋などの女主人。
(出典:Wiktionary)
女
常用漢字
小1
部首:⼥
3画
将
常用漢字
小6
部首:⼨
10画
“女将”で始まる語句
女将軍