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夫故
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それゆえ
ふりがな文庫
“
夫故
(
それゆえ
)” の例文
夫故
(
それゆえ
)
江戸には門戸を維持するあたはず始終田舎へ
而已
(
のみ
)
飄泊
(
ひょうはく
)
致し候次第なり。『安政絶句』に相洩し候は
敢
(
あえ
)
て意あるに
非
(
あ
)
らず。唯游歴而已致し候故
止
(
や
)
むことを得ず相洩し候儀に御座候。
下谷叢話
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
惣吉成人の
後
(
のち
)
関取を頼んで旦那と私の敵を討たして下さい、証拠は富五郎の白状に依って手引をした者は富五郎、斬った者は一角と定まりました、
夫故
(
それゆえ
)
に今晩交遊庵に忍び入ります
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
目科は
隙
(
すき
)
も有らせず「なに珈琲館を出たのは六時頃だッたがバチグノールに
人殺
(
ひとごろし
)
が有たので隣室の方と共に
其方
(
そのほう
)
へ廻ッて
夫故
(
それゆえ
)
此通
(
このとお
)
り」と言開く、細君は顔色にて偽りならぬを悟りし
乎
(
か
)
血の文字
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
仮令
(
たとい
)
君父
(
くんぷ
)
の命たりとも毒薬調合はせぬのが
掟
(
おきて
)
、
夫故
(
それゆえ
)
医者に相成る時は、其の師匠へ証文を
差出
(
さしいだ
)
すと
然
(
さ
)
る医に承りて承知致して居ります、
何故
(
なにゆえ
)
に拙者が毒を盛りましょう、毛頭覚えない事
政談月の鏡
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
夫故
(
それゆえ
)
まア知っていながら遅くなりました、多助さん、飛んだ事になりましたね
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
夫
常用漢字
小4
部首:⼤
4画
故
常用漢字
小5
部首:⽁
9画
“夫”で始まる語句
夫
夫婦
夫人
夫々
夫子
夫程
夫等
夫迄
夫鳥
夫君