“大綱”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
たいこう50.0%
おおづな33.3%
おほづな16.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
相州物とも大和物とも言わないで、肌のことから言い出したのは、大綱たいこうを述べないで細論にかかったようなものでありました。
これで大綱たいこうはきまった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「これこそは臣道の大綱たいこうでござって、上は将軍家より下は庶民にまで、一様に行ない違うべからざる、一大事の道でござりますぞ! 三代相伝というごときは、将軍と旗本、大名と侍、この関係にはあてはまりましょうが、君と民草たみくさとの関係には、あてはまらざる義にござりますぞ!」——で
娘煙術師 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
小塚原こづかっぱら天王の祭礼で、千住大橋の上では、南北にわかれて、吉例の大綱おおづなひき。
顎十郎捕物帳:10 野伏大名 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
河中かわなかに岩石突兀とっこつとして橋を架ける便宜よすがが無いのと、水勢が極めて急激で橋台きょうだいを突き崩してしまうのとで、少しく広い山河やまがわには一種のかごを懸けて、旅人はの両岸に通ずる大綱おおづな手繰たぐりながら、畚に吊られて宙を渡って行く。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
見よ、この市街を。——人波は大綱おほづなの如く、
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)