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大海
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おおうみ
ふりがな文庫
“
大海
(
おおうみ
)” の例文
国家を一人で
背負
(
しょ
)
って立つような意気込みを見ると——兵馬はどうも、知らず知らず自分が
大海
(
おおうみ
)
へ泳ぎ出したような心持もするのです。
大菩薩峠:03 壬生と島原の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
「しかし、高いところへ登って西の方を見ましても、そちらの方はどこまでも
大海
(
おおうみ
)
ばかりで、国などはちっとも見えないではありませんか」
古事記物語
(新字新仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
一九〇六年に出た Time and the Gods の
中
(
うち
)
の予言者が云ってる——大王よ聞きたまえ、地に一つの河あり
大海
(
おおうみ
)
にそそぐ、その水は無限の中をさかまき流れ
ダンセニーの脚本及短篇
(新字新仮名)
/
片山広子
(著)
「
大海
(
おおうみ
)
に島もあらなくに
海原
(
うなばら
)
のたゆとう波に立てる白雲」という万葉の歌に現われた「大海」の水はまた
爾来
(
じらい
)
千年の歳月を通してこの芭蕉翁の「荒海」とつながっているとも言われる。
俳句の精神
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
それはエーテルの
大海
(
おおうみ
)
に、木の葉のように
飜弄
(
ほんろう
)
せられるシグナルでありました。
壊れたバリコン
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
▼ もっと見る
大海
(
おおうみ
)
のいそもとどろによする波われてくだけてさけて散るかも
歌よみに与ふる書
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
大海
(
おおうみ
)
よ、われ汝を憎む。狂ひと叫び
珊瑚集:仏蘭西近代抒情詩選
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
ところが末のお子さまの
須佐之男命
(
すさのおのみこと
)
だけは、おとうさまのお言いつけをお聞きにならないで、いつまでたっても
大海
(
おおうみ
)
を治めようとなさらないばかりか
古事記物語
(新字新仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
大海
(
おおうみ
)
のいそもとどろによする波われてくだけてさけて散るかも
歌よみに与ふる書
(新字新仮名)
/
正岡子規
(著)
多遅摩毛理
(
たじまもり
)
はかしこまって、長い
年月
(
としつき
)
の間いっしょうけんめいに苦心して、はてしもない
大海
(
おおうみ
)
の向こうの、遠い遠いその国へやっとたどり着きました。
古事記物語
(新字新仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
船はすぐに帆を上げて、もと来た
大海
(
おおうみ
)
へ引きかえしました。王女はその途中で、お城から持って来た鍵のたばを、人に知れないように、海の中へなげすてました。
黄金鳥
(新字新仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
船は
追手
(
おいて
)
の風で
浪
(
なみ
)
の上をすらすらと走って、間もなく大きな
大海
(
おおうみ
)
の
真中
(
まんなか
)
へ出ました。
黄金鳥
(新字新仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
“大海”の意味
《名詞》
広大な海原。大洋。
(出典:Wiktionary)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
海
常用漢字
小2
部首:⽔
9画
“大海”で始まる語句
大海原
大海嘯
大海老錠
大海人
大海人皇子
大海老
大海礁
大海賊
大海川
大海戰