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大槌
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おおづち
ふりがな文庫
“
大槌
(
おおづち
)” の例文
そのおだやかな説得力をもった「
霜解け
(
ソー
)
」は
大槌
(
おおづち
)
をもった
雷神
(
ソール
)
より力づよい。前者は溶かしてしまうが後者はこなごなにくだくにとどまる。
森の生活――ウォールデン――:02 森の生活――ウォールデン――
(新字新仮名)
/
ヘンリー・デイビッド・ソロー
(著)
かつて夜遊びに出でて遅くかえり来たりしに、主人の家の門は
大槌
(
おおづち
)
往還に向いて立てるが、この門の前にて浜の方よりくる人に逢えり。
雪合羽
(
ゆきがっぱ
)
を着たり。
遠野物語
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
「左様でござります、なんにしても乱世でござりますから、盗賊も
大袈裟
(
おおげさ
)
で、
掛矢
(
かけや
)
の
大槌
(
おおづち
)
を以て戸を表から押破って乱入致し、軍用金を出せ、軍用金を出せと
嚇
(
おど
)
しますとやら」
大菩薩峠:03 壬生と島原の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
大槌
(
おおづち
)
や
棍棒
(
こんぼう
)
で打ち壊したらしい門内へ、およそ三十人ばかりの賊がなだれ込んで、土蔵を破壊し、全家族を
縛
(
くく
)
し上げ、手燭を持ち廻って、大がかりな
掠奪
(
りゃくだつ
)
にかかっている様子であった。
剣の四君子:03 林崎甚助
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
五一 山にはさまざまの鳥
住
(
す
)
めど、最も
寂
(
さび
)
しき声の鳥はオット鳥なり。夏の
夜中
(
よなか
)
に
啼
(
な
)
く。浜の
大槌
(
おおづち
)
より
駄賃附
(
だちんづけ
)
の者など峠を越え来たれば、
遥
(
はるか
)
に谷底にてその声を聞くといえり。昔ある長者の娘あり。
遠野物語
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
槌
漢検準1級
部首:⽊
14画
“大”で始まる語句
大
大人
大事
大袈裟
大分
大切
大抵
大概
大方
大丈夫