大手前おほてまへ)” の例文
北組、南組とは大手前おほてまへ本町通ほんまちどほり北側、船場せんば安土町通あづちまちどほり西横堀にしよこぼり以西は神田町通かんだまちどほりさかひにして、市中を二分してあるのである。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
それが、うへの、ずんどに、だゞつぴろむかし大手前おほてまへつたとほりへ、くわツあたつて、うやつてかげもない。
艶書 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
坂本、本多、蒲生がまふ、柴田、脇ならびに同心等は、大手前おほてまへ番場ばんばで跡部に分れて、東町奉行所へ帰つた。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)