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増花
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ますはな
ふりがな文庫
“
増花
(
ますはな
)” の例文
「怨めしきは判官殿、わたしを恋死にさせながら、あなた様にはノンキらしく、ほかに
増花
(
ますはな
)
の女をつくり……
口惜
(
くや
)
しい——ッ」
あさひの鎧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
何か他に
増花
(
ますはな
)
でも出来て居て、他の座敷へ隠してあるのではないか、
左様
(
そう
)
して見ると
先刻
(
さっき
)
見た書棚の廻り
階梯
(
ばしご
)
の降り口のあったも怪しいが、はてな
松の操美人の生埋:02 侠骨今に馨く賊胆猶お腥し
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
盡されしとは
露
(
つゆ
)
程も知らざれば
外
(
ほか
)
に
増花
(
ますはな
)
の出來もやせしか
若
(
もし
)
御煩
(
おわづら
)
ひでも成れはせぬかと山口巴の若い者や
女中
(
ぢよちう
)
に樣子を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
お雪には、モルガンに、他に
増花
(
ますはな
)
が出来たという
噂
(
うわさ
)
がたつことが、何よりも
愁
(
つら
)
いのだった。
モルガンお雪
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
(他に
増花
(
ますはな
)
出来たからは、
彼奴
(
きゃつ
)
それくらいのことやるだろうよ。殺されてはつまらない)
血煙天明陣
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
▼ もっと見る
其所
(
そこ
)
へ別荘を
建
(
たて
)
ると申して出ました切り手紙を一通送って
遣
(
よこ
)
さず、まるで
音信
(
おとづれ
)
がございませんから、悋気ではございませんが、
万一
(
ひょっと
)
外
(
ほか
)
に
増花
(
ますはな
)
があって
私
(
わたくし
)
に
倦
(
あき
)
が来て見捨てられやしないかと
松の操美人の生埋:02 侠骨今に馨く賊胆猶お腥し
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「うん、
増花
(
ますはな
)
が出来たからよ」
隠亡堀
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
「お前さん、
増花
(
ますはな
)
作ったね」
血煙天明陣
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
増
常用漢字
小5
部首:⼟
14画
花
常用漢字
小1
部首:⾋
7画
“増花”で始まる語句
増花形