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塩瀬
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しほぜ
ふりがな文庫
“
塩瀬
(
しほぜ
)” の例文
開けてみると
刺繍
(
ししう
)
の美事な
塩瀬
(
しほぜ
)
の半襟が二掛畳みこまれてあつたが、晴代も負けない気になつて、其よりも少し上等な物を木山の其の馴染の女に送り返した。
のらもの
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
紫紺
塩瀬
(
しほぜ
)
に
消金
(
けしきん
)
の
口金
(
くちがね
)
打ちたる
手鞄
(
てかばん
)
を取直して、婦人はやをら
起上
(
たちあが
)
りつ。迷惑は貫一が
面
(
おもて
)
に
顕
(
あらは
)
れたり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
まあ、申さば、
内裏雛
(
だいりびな
)
は
女雛
(
めびな
)
の冠の
瓔珞
(
やうらく
)
にも
珊瑚
(
さんご
)
がはひつて居りますとか、
男雛
(
をびな
)
の
塩瀬
(
しほぜ
)
の
石帯
(
せきたい
)
にも
定紋
(
ぢやうもん
)
と替へ紋とが互違ひに
繍
(
ぬ
)
ひになつて居りますとか、さう云ふ雛だつたのでございます。
雛
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
塩
常用漢字
小4
部首:⼟
13画
瀬
常用漢字
中学
部首:⽔
19画
“塩”で始まる語句
塩梅
塩
塩辛
塩煎餅
塩鮭
塩沢
塩冶
塩山
塩釜
塩尻