塩沢しおざわ)” の例文
この『北越雪譜』の著者鈴木牧之おうは、越後の塩沢しおざわの商人で、時々商用で上京した時に当時のいわゆる文人ぶんじん雅客がかくまじわりを結んではいたものの
語呂の論理 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
ちぢみでは十日町とおかまちの「明石縮あかしちぢみ」もありますが、小千谷の上布じょうふくはありません。江戸時代この方実に見事な仕事を見せました。塩沢しおざわが今はかえって中心であります。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
文治は支度そこ/\猟師の家を立去りまして、三俣へ二里半、八木沢やぎさわの関所、荒戸峠あらどとうげ上下じょうげ二十五丁、湯沢ゆさわ関宿せきじゅく塩沢しおざわより二十八丁を経て、六日町へちゃくしました。
後の業平文治 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)