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場銭
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ばせん
ふりがな文庫
“
場銭
(
ばせん
)” の例文
今まで山のように積んであった寺銭も
場銭
(
ばせん
)
も盆
茣蓙
(
ござ
)
も、
賽目
(
さいのめ
)
までも虚空に消え失せて、あとには夥しい砂ほこりが分厚く積っているばかり。
名娼満月
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
旅魚屋の傳次は斯う云う事には
度々
(
たび/\
)
出会って馴れて居るから、
場銭
(
ばせん
)
を
引攫
(
ひっさら
)
って逃出す、庄吉も逃出し、眞達も
往
(
ゆ
)
く処がないから
庫裏
(
くり
)
から庭へ飛下り、物置へ這入って隠れますと
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
雨後
(
うご
)
の
筍
(
たけのこ
)
に似て立ち並び始めたバラック飲食店の
場銭
(
ばせん
)
と、
強請
(
ゆすり
)
とで酒と
小遣
(
こづかい
)
に不自由しなかった習慣は
一朝
(
いっちょう
)
にして脱することが出来ず、飲食店の閉鎖、
恐喝
(
きょうかつ
)
行為の強力な取締りと
刺青
(新字新仮名)
/
富田常雄
(著)
場銭
(
ばせん
)
が十五銭ね、それから、店のものはこわさないようになさい、三倍位には取られてしまうのよ、それから、この部屋で、お上さんも旦那も、女給もコックも一緒に寝るんだから
新版 放浪記
(新字新仮名)
/
林芙美子
(著)
借して自分は知らぬ顔で
場銭
(
ばせん
)
を取るのだ場銭を
無惨
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
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場銭
(
ばせん
)
が二銭上ったと云ってこぼしていた。昼はうどんを二杯たべる。(十六銭也)学生が、一人で五ツも品物を買って行ってくれた。今日は早くしまって芝へ仕入れに行って来ようと思う。
新版 放浪記
(新字新仮名)
/
林芙美子
(著)
場
常用漢字
小2
部首:⼟
12画
銭
常用漢字
小6
部首:⾦
14画
“場”で始まる語句
場
場所
場合
場末
場処
場面
場数
場内
場中
場裡