“ばせん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
場銭62.5%
馬宣12.5%
馬氈12.5%
馬洗12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
旅魚屋の傳次は斯う云う事には度々たび/\出会って馴れて居るから、場銭ばせん引攫ひっさらって逃出す、庄吉も逃出し、眞達もく処がないから庫裏くりから庭へ飛下り、物置へ這入って隠れますと
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
北平既に全く燕王の手に落ちしかば、都指揮使の余瑱よてんは、走って居庸関きょようかんを守り、馬宣ばせんは東して薊州けいしゅうに走り、宋忠そうちゅう開平かいへいより兵三万を率いて居庸関に至りしが、あえて進まずして、退いて懐来かいらいを保ちたり。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
訶和郎かわろは馬から鹿の毛皮で造られた馬氈ばせんおろして、その妻の背にかけた。月は昇った。訶和郎は奴国の追い手を警戒するために、剣を抜いたまま眠らなかった。
日輪 (新字新仮名) / 横光利一(著)
馬洗ばせん、西城、神瀬かんなせの四大川によつて涵養されるのである。
三次の鵜飼 (新字旧仮名) / 中村憲吉(著)