馬氈ばせん)” の例文
訶和郎かわろは馬から鹿の毛皮で造られた馬氈ばせんおろして、その妻の背にかけた。月は昇った。訶和郎は奴国の追い手を警戒するために、剣を抜いたまま眠らなかった。
日輪 (新字新仮名) / 横光利一(著)