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地摺
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じずれ
ふりがな文庫
“
地摺
(
じずれ
)” の例文
と、
前後
(
まえうしろ
)
の屋台の間に、
市女
(
いちめ
)
の姫の第五人目で、お珊が朗かな声を掛けた。
背後
(
うしろ
)
に二人、朱の台傘を
廂
(
ひさし
)
より高々と
地摺
(
じずれ
)
の黒髪にさしかけたのは、
白丁扮装
(
はくちょうでたち
)
の
駕寵
(
かご
)
人足。
南地心中
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
曳声
(
えいごえ
)
を揚げて……こっちは陽気だ。手頃な
丸太棒
(
まるたんぼう
)
を
差荷
(
さしにな
)
いに、
漁夫
(
りょうし
)
の、半裸体の、がッしりした
壮佼
(
わかもの
)
が二人、
真中
(
まんなか
)
に一尾の大魚を釣るして来た。魚頭を
鈎縄
(
かぎなわ
)
で、尾はほとんど
地摺
(
じずれ
)
である。
貝の穴に河童の居る事
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
地
常用漢字
小2
部首:⼟
6画
摺
漢検準1級
部首:⼿
14画
“地”で始まる語句
地
地面
地方
地上
地獄
地震
地下
地主
地平線
地味