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ありきたり
ふりがな文庫
“
在来
(
ありきたり
)” の例文
旧字:
在來
勝彦や美奈子の母などとも、たゞ、
在来
(
ありきたり
)
の結婚で、給金の
入
(
い
)
らない高等な女中をでも、傭つたやうに考うて、接してゐたのです。
真珠夫人
(新字旧仮名)
/
菊池寛
(著)
「うむ。見た事はたしかに見たが、
在来
(
ありきたり
)
の高島田ではなかったかのう。崩れてはおったが……」
狂歌師赤猪口兵衛:博多名物非人探偵
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
今昔
(
こんじゃく
)
の感——そういう
在来
(
ありきたり
)
の言葉で一番よく現せる情緒が自然と彼の胸に
湧
(
わ
)
いた。
道草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
ここは時代中の世話場にて、「布引滝」九郎助住家の
俤
(
おもかげ
)
あり。入江長兵衛が光俊を討たんため
贋狐憑
(
にせきつねつき
)
となりて入込み、光俊が武士をやめむといひて菖蒲の方の
打擲
(
ちょうちゃく
)
に逢ふなど
在来
(
ありきたり
)
の筋なり。
明治座評:(明治二十九年四月)
(新字旧仮名)
/
三木竹二
(著)
勝彦や美奈子の母などとも、たゞ、
在来
(
ありきたり
)
の結婚で、給金の
入
(
い
)
らない高等な女中をでも、
傭
(
やと
)
ったように考うて、接していたのです。
真珠夫人
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
▼ もっと見る
在来
(
ありきたり
)
の名探偵大成功式の話じゃシンミリしない。恐ろしく執念深いんだなあ。
近眼芸妓と迷宮事件
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
“在来”の意味
《名詞》
在来(ざいらい)
これまで存在してきているもの。
(出典:Wiktionary)
在
常用漢字
小5
部首:⼟
6画
来
常用漢字
小2
部首:⽊
7画
“在”で始まる語句
在
在所
在処
在家
在方
在宅
在世
在郷
在昔
在原業平