“贋狐憑”の読み方と例文
読み方割合
にせきつねつき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ここは時代中の世話場にて、「布引滝」九郎助住家のおもかげあり。入江長兵衛が光俊を討たんため贋狐憑にせきつねつきとなりて入込み、光俊が武士をやめむといひて菖蒲の方の打擲ちょうちゃくに逢ふなど在来ありきたりの筋なり。