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団扇太鼓
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うちわだいこ
ふりがな文庫
“
団扇太鼓
(
うちわだいこ
)” の例文
一人の若者が
団扇太鼓
(
うちわだいこ
)
のようなものを叩いて相手の競争者の男の悪口を唄にして唄いながら思い切り顔を歪めて愚弄の表情をする
映画雑感(Ⅵ)
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
さればやがて数年の
後
(
のち
)
には
法華
(
ほっけ
)
の
団扇太鼓
(
うちわだいこ
)
や
百万遍
(
ひゃくまんべん
)
の声全く
歇
(
や
)
み路地裏の水道
共用栓
(
きょうようせん
)
の
周囲
(
まわり
)
からは人権問題と労働問題の
喧
(
かしま
)
しい演説が聞かれるに違いない。
日和下駄:一名 東京散策記
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
団扇太鼓
(
うちわだいこ
)
もだらりと下げて、音も立てず、
千箇寺
(
せんがじ
)
参りの五十男が、口で石段の数取りをしながら、顔色も青く
喘
(
あえ
)
ぎ喘ぎ上るのを——下山の間際に
視
(
み
)
たことがある。
開扉一妖帖
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
大太鼓
(
おおだいこ
)
を作る店なども真に見ものであります。革の厚み、胴の張り、
鋲
(
びょう
)
のふくらみ、健康な姿を思わせます。日蓮宗の信徒が手にする
団扇太鼓
(
うちわだいこ
)
も東京出来のをよいとします。
手仕事の日本
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
トンツクと
団扇太鼓
(
うちわだいこ
)
が鳴りだしたのは、
法華宗
(
ほっけっしゅう
)
にこって、かたときもそれを手ばなさないお
煎餅屋
(
せんべいや
)
のおかみさんが、ここへもそれを持ってきて、やにわにたたきはじめたのだ。
丹下左膳:03 日光の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
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首に
珠数
(
じゅず
)
をかけ
団扇太鼓
(
うちわだいこ
)
を持って出なければなりません様に成って居ります。
松の操美人の生埋:02 侠骨今に馨く賊胆猶お腥し
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
“団扇太鼓”の解説
団扇太鼓(うちわだいこ)は、仏教で用いられる法具の一種(太鼓)である。声をあげて唱題するときにドンドンと打ち鳴らすことで、聴覚的にリズムを整える。日蓮宗・法華宗などで用いられることが多いので「法華の太鼓」(ほっけのたいこ)とも通称される。他宗門ではあまり用いられない。
(出典:Wikipedia)
団
常用漢字
小5
部首:⼞
6画
扇
常用漢字
中学
部首:⼾
10画
太
常用漢字
小2
部首:⼤
4画
鼓
常用漢字
中学
部首:⿎
13画
“団扇”で始まる語句
団扇
団扇絵
団扇売
団扇掛
団扇使
団扇座
団扇羽
団扇車
団扇遣